『バッテリーⅠ~Ⅳ』(あさのあつこ著) [スポーツの本]
暇だ。
医者から仕事を止められているので、野球を見る以外はすることが無い。
てなわけで、野球絡みの小説を読んでみた。
中学生の天才投手・巧と、その女房役の捕手・豪の話。
児童書というだけあって読みやすい。
だけど、中学の頃に読んだ「コバルト文庫」を思い出してしまった。
主題が恋愛か野球かの違いだけ。
私はどうしても、主人公(巧)の中にある想いが読み取れない個所がある。
「こいつがこんな言動するのか?」って場面とか、多々あり。
話が淡々と進んでいくので、余計にそう思うのかも。
それと、主人公の弟・青波の位置付け(というか存在意義)が良く分からん。
あの超能力者のような少年は、本当にこの物語に必要?
まだⅣ巻までしか読んでないからなぁ。
全巻読み終わったら、納得できる答えが用意されているのだろうか。
「スポーツモノ」ってより、「美少年モノ」だね。
山下和美さん(天才柳沢教授の漫画家)の画が、凄く合う気がした。
すでにコミック化されてるらしいけど、あれは子供向けでしょ?
大人向けにコミック化するなら、是非とも山下和美さんを!
私には少々物足らないところもあったけど、丁寧に書かれているし、
どんどん読み進めるし、暇つぶしには丁度いいかも。
(ただし、野球の知識が無い人が読むのはキツイだろうな。)
これと同じような小説、社会人野球を題材に書いてくれないかなぁ。
親会社の不祥事とか、休部・廃部とか、結婚とか、プロ入りとか、
題材は腐るほどあるもの。
『ライオンズ進化論 ~西武にいてよかった~』(松沼弟著) [スポーツの本]
本の紹介をもう1つ。
『ライオンズ進化論』(著者:松沼雅之)
1992年に発行された本で、載っている情報もその当時のものでかなり古い。
日ハムファンの知人に、
「小牧さんに渡して、"ホントに西武移籍して良かった?"って
聞こうと思ったのに、こないだ渡し忘れちゃったよ。あげるわ。」
ということで、一昨年に譲り受けました。
まだ、パラパラとしか読んでません。
なので、オト松さんが「西武にいて良かった」と思う理由は未だ不明。
「プロ野球選手がコロっといきそうになる女性」という項もあります。
私のような人間は、完全にターゲットから外れているようです。
攻略方法も書いてあるけど、これを実践したら完全に詐欺行為だな(笑)
選手側もそういう基準で女性を選んでるとしたら、「何様だ」って感じ。
ちょこっと読んだだけだけど、この本は冗談半分で読んだ方がいいかも。
選手自身の認識の薄さなんかも、馬鹿みたいに書いてあるし。
「こんなチームを応援してきたのか」と思ってしまうようなことも書いてあった。
(もちろん、素晴らしいことも沢山書いてありましたよ。)
軽い気持ちで読み始めたけど、全部読んだら(当時の)ライオンズが嫌いになりそう・・・
でも、ライオンズ黄金期の懐かしい名前が並んでいるので
当時ファンだった方には「アイテム」として持ってるのもいいかも。
『プロ野球選手という生き方』もしもあなたがドラフト指名を受けたら? [スポーツの本]
『プロ野球選手という生き方』という本を購入しました。
別にドラフトの日に合わせて買ったんじゃなくて、
大好きな田中良平(ロッテ)がインタビュー受けてたから
良平の誕生日である今日11月18日に買ってみました。
(そしたら、たまたまドラフトの日だった。タイミング良し。)
良平、誕生日おめでとう♥
早くいい嫁見つけろよ・・・そして今江に追い付くのだ。
本の中身としては、
など、まさにプロ野球選手でしか味わえない人生の岐路が沢山。
具体的な実体験を、現役選手やOB選手が語っていますが、意外と重くない。
軽~く読めます。
(個人的には、最後の代田選手の項はもっと読み応えがあってもいいと思う・・・)
今回指名された選手達が、これからどんな過程を辿っていかなきゃならないか。
この本を読みながら想像するのも面白いかも。