ノリックに逢ってきた。

ノリックの事故現場に花を手向けてきました。
もちろん白と青の花束。（自己満足ですが。）
駅近くの花屋さんも事情をすぐに察してくれました。

現場に行くと５～６人のオジサン達が立ち話。
その前にはたくさんの花束とYAMAHAの青いフラッグ。
そして飲み物や食べ物、ノリックの写真。
中央には山になるほどのお線香の灰。

少し離れたところに、近所の方らしき人達が、こちらを向いて立ち話。
葬儀帰りと思われる老女２人が（事情は知らないだろうけど）、足を止めて合掌。

私も花束を手向け、お線香をあげさせていただき、ノリックの冥福を祈りました。
病院の予約時間もあったので早々に立ち去ろうと思ったのですが、結局・・・どのくらい居たんだろう。
20分くらいかなぁ。
その間にもノリックに逢いに来る人が絶えることはありませんでした。

大ちゃんのお別れ会の時は、行列の長さに辟易して悲しむどころじゃなかった。
それでも祭壇にまつられた大ちゃんの笑顔の写真と数えきれないほどの花を見たら涙が止まらなかったけど。

今回もきっとそうなるだろう。
事故現場なんて見たら泣いちゃうよ、って思ってたのに。

スポーツ新聞の地図を見る限り、事故現場は私の行き慣れた場所。

やっぱりここだったんだ。

ここで事故は・・・起きねーでしょ。普通。

速度オーバーなら分かるけど、ちょっと笑えてくるほど普通の直線道路。
そこに山積みになった花束。

手を合わせてみたけど、どうにもしっくりこない。
涙も出ない。
当然だ。
私まだ、ノリックが逝ったことを理解できてない。
こんな場所で「はい、死にました。」なんて言われて、信じろって方が無理。

昨日は過去の人にしている自分が許せなかったけど、今日は死を受け入れる気がない自分が情けない。
俺、ホントにノリック好きなのか？
このまま知らないふりしながら過ごすのかな。
気が付いたら、当然のようにノリックの昔話なんてしてしまうんだろうか。

川崎も鈴鹿も磐田も、遠くて来られない人も沢山いるのにね。
おこがましいけど、そんな人たちの分までちゃんと手をあわせなきゃいけないのにね。

何の足しにもなりませんが、また暫く禁酒します。

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病院近く。

デートしてるカップルと、仕事帰りのサラリーマンばっかり。軽くへこんでみる。